うお座（魚座）の性格
うお座の基本的な性格は？
うお座は12星座の最後に位置しています。人間に置き換えると、人生の最終段階です。今までの人生の中で浮き沈みを何度も経験してきました。ですからこの段階になると、ゆっくりと休息を取る傾向があります。もはや日常のことにすら注意を払ってはいません。そのため、うお座の人は霞を食べて暮らす仙人のよう。激しいアップダウンを何度も経験したので、遠い未来のことを考えています。また、人生の選択を避ける傾向があります。ただひたすらに、静かに過ごしたいのです。周囲の人からは、空想にひたり浮世離れしていると思われているでしょう。
うお座の人は、いつも周りの人の気持ちを理解し、辛く苦しんでいる人に共感します。これまでの多くの経験が、理解力と共感力を研ぎ澄ませているのです。うお座は人生の終着点でもあるため、自分の終わりを見据えており、しばしば神秘的で精神的な世界へと意識を向けるでしょう。具体的には、宗教に目覚めたり、自分だけの規則を作ったりします。
すでに欲は満たされており、あとは静かにその時を待つだけ。ですから私利私欲がほとんどなく、自分以外の人のために活動します。何も期待せず、ただ己を差し出すでしょう。悩むことも少なく、直感的に物事を選びます。
うお座の恋愛は？
うお座の人は、夢のような恋愛を望んでいます。人の考えや望みが手に取るようにわかるので、どんな人でもすぐに信頼を勝ち取るでしょう。愛のためなら、どんな犠牲でも喜んで払います。無条件で愛情を注ぎ、恋人を幸せにしようと尽力するはずです。ただし、非現実的であったり夢想家であったりするため、恋人が本当にしてほしいことには気づかないかもしれません。ですが、恋人が困っていたり、してほしいことを伝えてくれたりすると、何をも顧みず困難を退けます。
恋人の過ちを許す大きな器も持っています。注意すべき点は、うお座の人が誰にでも優しいということです。多くの異性をその気にさせてしまい、相手は期待を裏切られたように感じてしまうかも。また、内向的で何事にも敏感なので、憂鬱になりやすいことも心に留めておいて。
うお座の人と付き合うには？
うお座の人はロマンチックで夢のような人。親切で優しい人に惹かれます。他人の感情の機微が分かる人なので、恋人にも自分の気持ちを理解してもらい、残りの人生を共に過ごしたいと願っています。
ところが無意識では、現実的に生きる人を切望しているみたい。
非現実的・夢想的に生きているので、地に足のついた人を片割れとして望んでいるのです。
うお座の結婚は？
うお座の人は、平和な結婚生活を送るでしょう。身を粉にして働き、家庭を守ります。パートナーには、常に幸福を感じてもらえるよう気を配ります。
子どもができると、愛情を込めて教育し、過ちも許し受け入れる素晴らしい親になるでしょう。
うお座の仕事は？
争いを好まず、無条件で誰かに尽くすうお座の人は、競争の激しい仕事には適していません。また非現実的な考え方をするので、細かい作業も向いていません。思いやりや自己犠牲の精神が発達していることから、医療や教育の分野での仕事が最適です。慈善活動や地域社会に尽くす仕事も向いているでしょう。
私利私欲のない性格は、多くの人を安心させ、信頼感で満たします。オカルトや宗教に関する仕事でも、才能を発揮させられそうです。
うお座の人を活かすには？
うお座の人は、自分の世界に入り浸っている時に、最大のポテンシャルを発揮します。好きな分野や興味のある分野の一員になり、好きなことを追求してもらいましょう。
直観力も冴え渡っているので、どんな選択をしてもバッドエンドにはなりません。
うお座の由来となったギリシャ神話は？
うお座は、ヴィーナスとキューピッドが魚に変身した姿だと言われています。神々がナイル川のほとりで宴会を開いて楽しんでいた最中に怪物テュフォンが乱入してきました。驚いた神々は様々な動物に変身してその場から離れました。ヴィーナスとキューピッドは魚の姿になりナイル川の流れに乗って逃げたのです。
よく見るとうお座の２匹は糸で繋がっています。これはヴィーナスとキューピッドが離れ離れにならないためだそうです。
