おとめ座(乙女座)の性格
おとめ座の基本的な性格は?
おとめ座は、しし座に続いてさらに成長した段階を表します。良識ある大人になるため、より成熟する時期です。子どもから大人へと変化する瞬間は、人生で最初の大きな難関が待ち受けているもの。ですから、おとめ座の最も顕著な特徴は、注意深さです。
おとめ座の人は常に注意深く、そして徹底して実用的です。しし座のように情熱と感情に心を委ねる事などありません。客観的に冷静に、今と未来の自分に必要かどうかだけを考えます。細かいところにまで心を配るので、かなりきれい好きです。また完璧主義者が多いのもおとめ座の特徴。
完璧主義が高じてしばしば友人や周囲の人と口論になることもあるようです。そのため批判的だと噂されることも。不満や不平を感じる事はあれど、基本的にワガママを言いません。人のために生き、人のために死んでいくような人生を送るでしょう。たとえ友人が間違いを犯しても、誠実に対応する限り、おとめ座の人は喜んで赦しを与えます。
おとめ座の恋愛は?
おとめ座の人は細かい事まで目についてしまうので、親しい友人はそれほど多くありません。態度が良く信頼できる人なので社会的信用は高いのですが、控えめな性格のため他人に心を開くことが難しいよう。恋愛となると、さらに慎重になります。相手をしっかり見定め、完全に信頼できる人だと感じた時だけ、心を許すでしょう。
おとめ座の人は思いやりと優しさに溢れていますが、無駄を嫌うので言葉足らずになることが多いみたい。いつも長く付き合えるパートナーを探していますが、お眼鏡にかなう人はそれほど見つかりません。人生のすべての浮き沈みを共に進んでいける恋人を欲しているためです。引っ込み思案な性格と、恋人に望むものが多過ぎて、相手がひるんでしまうよう。
おとめ座は全身全霊で恋人を助け愛します。恋人に対して失望しやすく、たとえば他の異性と話しているだけでも嫉妬してショックを受け、そのまま心を閉ざしてしまうことも。
おとめ座の人と付き合うには?
おとめ座の人は、思慮深く成熟した人です。これからずっと一緒にいてくれる恋人を求めています。おとめ座の人が惹かれるのは、知識の豊富な人や、多くの経験を積んできた人です。
おとめ座の人はその全力で恋人を愛するので、おとめ座の人と付き合うと自然と自信に満ち溢れるでしょう。
おとめ座の結婚は?
おとめ座の人は家庭的な人です。家をきれいに保ち、家族に快適でいてもらうことに喜びを見出します。子どもができると厳しい親になるでしょう。
しかし子どもを愛していないわけではありません。子どもが自分自身で学び成長するための、最良の条件を与えられるよう努めます。
おとめ座の仕事は?
おとめ座の人は責任感の強い人。そのため、仕事の大小に関係なく完璧に成し遂げ、常に素晴らしい結果をもたらします。勤勉で献身的な性格のため、キャリアをすぐに伸ばすことができなくても、徐々に周囲から認められ、ステップアップしていくでしょう。
重要なタスクをこなし、上司や同僚から感謝され、信頼されることもしばしば。コツコツと積み上げていくことが得意なので、研究や分析を行う仕事が適しているようですおとめ座の人は無駄を嫌うので、お金は全て実用的なものに使います。倹約家で、誘惑に負けず、自発的に行動できるのは、おとめ座の強さでもあります。
おとめ座の人を活かすには?
おとめ座の人は、細かいところにまで記憶があり、勤勉な人です。また実用的な人でもあります。ですからそのまま放っておくと、慎重になりすぎて自分の可能性をつぶしてしまうことも。
自分に自信を持ち、勇気を持って人生を歩めるようサポートが必要でしょう。
おとめ座の由来となったギリシャ神話は?
おとめ座となったのは、農業の女神デメテルと言われています。デメテルの娘ペルセポネが消えたとき、デメテルは必死になって探し回りました。デメテルは娘を何日も探し回りましたが、冥界の王プルトーンにさらわれたことが分かると、悲しみのあまり洞穴に姿を消してしまいます。
デメテルの恵みによって地上は実り豊かな作物であふれていましたが、洞穴に隠れてしまったことで農作物ができなくなりました。見かねた大神ゼウスが、プルトーンに娘を返すように命じます。
ゼウスに逆らうこともできず、プルトーンはペルセポネを送り返しますが、その時4つのざくろを手に持たせました。ペルセポネは母の元に戻れましたが、冥界のザクロの実を食べてしまったペルセポネは、1年のうち4ヶ月は冥界で暮らすこととなりました。冬の間作物が出来ないのは、ペルセポネが冥界に行ってしまい、デメテルが洞穴にこもってしまうからだと言われています。